翻訳ってなんだろう? ─あの名作を訳してみる
翻訳とは、一言一句を見つめて「深い読書」をすることだ! 誰もが知っているあの名作を紙上で翻訳しながら読み解く、まったく新しい「翻訳読書」のススメ!
翻訳とは、なにをするものなのだろうか?訳してみて初めてわかる、翻訳の醍醐味と名作の魅力。翻訳家と生徒たちが、対話しながら翻訳を実践するなかで、誰もが知っているはずの名作の世界が、まったく違って見えてくる!
翻訳ってなんだろう?
モンゴメリ『赤毛のアン』―「小難しい言葉」を訳すと、「アンの屈折」がわかる
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』―「言葉遊び」を訳すと、「アリスのとまどい」がわかる
エミリー・ブロンテ『嵐が丘』―「人称代名詞」を替えると、「あの人のうっとうしさ」がわかる
エドガー・アラン・ポー『アッシャー家の崩壊』―「まわりくどい文体」を訳すと、「恐怖の源」がわかる
サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』―「口癖」を訳すと、「ホールデン少年の孤独」がわかる
訳しにくいものワースト5―詩、ジョーク、言葉遊び、皮肉、悪態は、翻訳五大難関!?
ジョージ・バーナード・ショー『ピグマリオン』―「完璧すぎる英語」を訳すと、「イライザの痛み」がわかる
ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』―「毛糸の色の違い」を訳すと、「まなざしの移ろい」がわかる
ジェイン・オースティン『高慢と偏見』―「紳士淑女の敬称」を訳すと、「ご近所さんの見栄」がわかる〔ほか〕
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