文学部で読む日本国憲法

長谷川 櫂

憲法を読んでみよう。「法律」としてではなく、私たちがふだん使っている「日本語の文章」として。綴られた言葉は現代を生きる私たちになにを語りかけるだろうか。

文学部で読む日本国憲法
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 858円(税込)
  • Cコード:0232
  • 整理番号:260
  • 刊行日: 2016/08/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:176
  • ISBN:978-4-480-68963-4
  • JANコード:9784480689634
長谷川 櫂
長谷川 櫂

ハセガワ カイ

1954年生まれ。俳人。俳句結社「古志」前主宰、朝日俳壇選者、季語と歳時記の会(きごさい)代表。90年、『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞、2003年、第五句集『虚空』で読売文学賞受賞。著書『日本人の暦』(筑摩選書)、『「奥の細道」をよむ』(ちくま新書)、『四季のうた』『俳句的生活』(以上、中公新書)、『一億人の俳句入門』『句会入門』(以上、講談社現代新書)、『震災歌集』『震災句集』(中央公論新社)など。

この本の内容

憲法を読んでみよう。あえて法学の作法を用いず私たちがふだん使っている「日本語の文章」として。そこに綴られた言葉の奥に、どんな叡智が込められているのか。民主主義・平和主義・表現の自由の原点に立ち返る。

この本の目次

第1章 前文を解体する(前文はなぜ難しいのか
明治憲法への断罪と旧体制との決別 ほか)
第2章 闘う日本国憲法(「国民の信託」というフィクション
「万世一系」という大義名分 ほか)
第3章 民主主義の理想と現実(国民の意思をどう集約するか
民主主義は「数の政治」 ほか)
第4章 平和とは言葉の戦争(戦争、戦力、交戦権を放棄
安保条約、在日米軍、自衛隊 ほか)
第5章 表現の自由と人間の幸福(国民の幸福こそ民主主義の目的
表現の自由は民主主義の土台 ほか)

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