冬至祭

清水 義範

仕事を捨ててでも子供を守る!
不登校になってしまった息子のために、父親としてなにが出来るのか?

息子が不登校に。妻の様子も変だ。家庭が崩れ始める――。父親として何が出来るのか? 東京のテレビマンから秋田の納豆屋へ。父と息子、そして家族の再生物語。

冬至祭
  • シリーズ:単行本
  • 2,090円(税込)
  • Cコード:0093
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2006/11/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-80398-X
  • JANコード:9784480803986
清水 義範
清水 義範

シミズ ヨシノリ

1947年名古屋生まれ。愛知教育大学卒業。『蕎麦ときしめん』『永遠のジャック&ベティ』などでパスティーシュの手法を用いて話題になる。1988年『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。その後もパスティーシュ作品を数多く発表。主著に『おもしろくても理科』『アキレスと亀』『飛びすぎる教室』『冬至祭』『ドン・キホーテの末裔』『早わかり世界の文学』『行儀よくしろ。』など多数。

この本の内容

戸田直人はKSテレビの報道局プロデューサーである。仕事は順調だ。気の休まる暇もないが毎日充実している。家庭は妻今日子に任せてあるので安心だ。ところが、息子拓人が学校へ行くことが出来なくなっていた。不登校、昼夜逆転の生活、リストカット。責任を感じた今日子も様子が変になっていく。家庭が壊れはじめる―。父と息子、そして家族の再生の物語。

読者の感想

2007.6.12 斎藤美貴子

子育てを担う母の思いがどんなであれ、子供にとって「重い」と感じる事は理解できます。その重さにクッションとなってくれる人がどれだけいるか。本来、人間育てが苦手な父達に読んでもらいたいと、感じました。こんな風に子供を考えてくれる父のいる家は、紆余曲折があっても、収まる所に収まるようにも思えます。うらやましい限りです。ちなみに、我が家は夫の協力はなく、ひたすら子供に自ら成長して、と訴えながらの子育てでした。

2007.1.18 NS

新刊プレゼントで「冬至祭」拝受してさっそく読みました。

近年、教育や家族・家庭のありかたに積極的に発言している著者らしい、真剣なメッセージが感じられる一冊でした。
現実にはもっと迷い、いろんな問題が絡み合いどろどろして、このお話のようにうまくいくことはまれだと思いますが、それでも、世の苦しんでいる多くのこどもや親たちが、この物語のように家庭や人生をを取りもどしてほしいと願わずにいられません。自身も3人の幼い子を育てているところなので、他人事とは思えず考え考え読みました。

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