loading...

単行本

星の音が聴こえますか

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81628-3

Cコード

0095

整理番号

2003/10/09

判型

四六判

ページ数

192

解説

内容紹介

10代での失聴、手話との出会い、「聞こえない母親」としての育児。今、ユニバーサルデザイン界で活躍中の著者が瑞々しく綴る、感動のエッセイ集。

目次

1 音が、消えた
2 手話の世界(未知の世界へ
麩菓子の効用 ほか)
3 コミュニケーションさまざま(情報障害と言われるわけ
一字が万事 ほか)
4 聞こえない母親(始まりはトイレのドア下隙間五センチから
重大発表 ほか)
5 ユニバーサルデザイン(香りの記憶
香りの学校 ほか)

著作者プロフィール

松森果林

( まつもり・かりん )

ユニバーサルデザイン(UD)・コンサルタント、エッセイスト。1975年生まれ。小学4年から高校時代にかけて聴力を失う。筑波技術短期大学デザイン学科卒業。卒業後、㈱オリエンタルランド等に勤務し、1999年に出産を機に同社を退職。現在は主に聴覚障害者の立場から、ユニバーサルデザインの普及・啓発のための執筆や講演、コンサルティングなど多方面で活躍。神奈川工科大学非常勤講師、実践女子短期大学生活福祉学科非常勤講師、㈱シームス商品企画顧問。聴者の夫・息子との3人暮らし。著書に『星の音が聴こえますか』(筑摩書房)、共著に『音を見たことありますか?』(E&Cプロジェクト編、小学館)、『ゆうことカリンのバリアフリー・コミュニケーション』(小学館)がある。

この本への感想

黄色いトマト様

はじめまして、松森果林です。
ご感想をいただきまして、ありがとうございました。

「錯覚」を覚えながら読んでいただけたこと、
これ以上うれしいほめ言葉はありません。
私の故郷、月夜野町は、隣接する水上町、猿ヶ京村と
合併され、「みなかみ町」となりました。
美しい町名がなくなるのは非常にさびしいものが
ありましたが、月の美しい風景は今もそこにあります。
今頃は蛍が乱舞する幻想的な風景をみせてくれることでしょうね。

中村さんもおっしゃるとおり、
手話や、要約筆記、PC通訳への興味は高まっている一方で、
心の交流機会がもてないという現実も多くあります。
お互い、自分の周囲から少しずつ
心の交流をひろげていけたらいいですよね。
私の本も、どんどん活用していただけるとうれしいです。

本人がこのようなところに登場するのも
おかしいかと悩みましたが、
なんとしてでも中村さんにお礼をお伝えしたく投稿いたしました。
中村さん、本当にありがとうございました。

松森果林

さん
update: 2007/06/18
初めまして、長野県在住の中村と言います。

自分は、7年程前に地元の手話サークルへ参加。
その後、要約筆記の資格を取得。
いずれも現在休止中ですが、現在も、ろう者や難聴者の
友人と会い、ソフトボールのチームを組んだりして
交流を深めています。

群馬県、月夜野町は自分も2年程上田市から約2時間かけて
ほぼ毎週のように足蹴く通った場所で、今年のGWにも
他県の友人たちと訪れたばかりでした。
隣接する水上町もよく訪れました。

そのせいか、本書の中の風景が眼前に広がり松森さんの
観た景色が、まるで自分がそこに立って観ているかのような
錯覚を覚えながら読ませていただきました。
友人たちから聞いていた、音のない世界を改めて自身の体験として錯覚してしまうほどに本文にのめり込みました。

とかく、要約筆記者(特に自分の地元ではパソコン要約筆記者)は、パソコンの普及とともに、聴覚ショウガイ者と何の
関係もなく講座を受講し活動に入る方も多く、心の交流もないままの活動が危惧されています。
この本は、そんな悩みにも1つの明かりを見出させてくれたような気がしています。
ありがとうございました。
これからも、何度も何度も読み返す大切な一冊になりました。

黄色いトマト

さん
update: 2007/05/30

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「単行本」でいま人気の本

心も身体もおつかれぎみのあなたへ