首里城への坂道 ─鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像

与那原 恵

首里城、紅型をよみがえらせた
稀代のフィールドワーカー、
初の本格評伝

大正末期から昭和初期、大々的な琉球芸術調査をし、琉球文化についての貴重かつ膨大な資料を残した鎌倉芳太郎。彼をめぐる人々と、沖縄文化復興のドラマを描く。

首里城への坂道 ─鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像
  • シリーズ:単行本
  • 3,190円(税込)
  • Cコード:0021
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2013/07/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:416
  • ISBN:978-4-480-81836-2
  • JANコード:9784480818362
与那原 恵
与那原 恵

ヨナハラ ケイ

1958年東京生まれ。ノンフィクションライター。97年の『物語の海、揺れる島』(小学館)で脚光を浴びる。近作に『サウス・トゥ・サウス』(晶文社)『まれびとたちの沖縄』(小学館101新書)『わたぶんぶん わたしの沖縄料理』(西田書店)など。

この本の内容

大正末期から昭和初期、大々的な琉球芸術調査をし、琉球文化についての貴重かつ膨大な資料を残した鎌倉芳太郎。彼がテーマとしたのは、芸術、文化、歴史、民俗、宗教、言語など、幅広いことも、ほかに例をみない。81冊におよぶノート、2500点の写真資料、古文書文献、紅型型紙…稀代の記録者の仕事と、彼に琉球文化への扉を開いた人々の姿、そしてそれが現代につながるドラマを描く。

この本の目次

第1章 彼が歩いた坂道
第2章 「沖縄学」の青春
第3章 あやうし!首里城
第4章 夢のような宴―伊東忠太の沖縄
第5章 さよなら麦門冬
第6章 島々をめぐる旅―八百キロの琉球芸術調査
第7章 なちかさや沖縄、戦場になやい
第8章 紅型がふたたび「生まれる」
第9章 けーいみそーちー(おかえりなさい)
第10章 よみがえる赤い城

読者の感想

2013.9.25 日高

これだけの労作傑作を一気に読み終えた、と言っては著者に失礼なのでしょうが、それを強いる本でした。間をおいて「時の旅人」の生涯をゆっくりたどることにします。刊行を感謝します。

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