森茉莉かぶれ

早川 茉莉

手紙魔だった作家に宛てて、
48通のラブレター

森茉莉は手紙魔だった。俎板代わりの板切れや、ベッドの上でせっせと書いた。そんな彼女へ宛てた一週間に一通のラブレター。森茉莉的世界を髣髴する48通の濃密な空間。

森茉莉かぶれ
  • シリーズ:単行本
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2007/09/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-82361-8
  • JANコード:9784480823618
早川 茉莉
早川 茉莉

ハヤカワ マリ

早川 茉莉(はやかわ・まり):編集者、『すみれノオト』発行人。編書に『貧乏サヴァラン』をはじめとする森茉莉のアンソロジーのほか、岩本素白作品集『素湯のような話』、『エッセンス・オブ・久坂葉子』、『なんたってドーナツ』、『スプーンはスープの夢をみる』など。著書に『森茉莉かぶれ』、『修道院のお菓子と手仕事』(共著)などがある。

この本の内容

森茉莉を知らないあなたに、森茉莉を誰よりよく知るあなたに、「書くことに対して天使のように従順だった」一人の作家を伝えるために。手紙魔だった作家に宛てて、48通のラブレター。

この本の目次

春の章 京都・銀月アパートメントからの手紙(あなたを辿るための舞台装置
七色の虹の輝きを部屋に鏤める ほか)
夏の章 カフェからの手紙(好きな本や手紙はカフェで読む
森茉莉時間が過ごせるカフェで ほか)
秋の章 巴里からの手紙(パッパに似た人
毎日が日曜日 ほか)
冬の章 東京からの手紙(長い長い幸福な時代
東京が好き―あなたの浅草 ほか)

読者の感想

2007.12.03 NOBU

今日、本屋さんで森 茉莉の文字が・・森 茉莉かぶれ♪
パラパラみているうちに、私の好きな森 茉莉の「贅沢貧乏」を共有している感じの作家・・しかも名前が同じ早川 茉莉

少しお値段が・・なんてけちな事考えましたが  
早川さんが、銀月アパートメントに住み始めるというくだりで購入しました。  と、いうことで感想文は後ほど
ワクワクです

2007.10.24 マダム・マープル

あこがれの作家への手紙という形で改めて森茉莉の魅力を思う存分、引き出している方法はざんしんで、興味深かった。手書きの便りのすばらしさは、メールでは絶対に味わえないものだ、と思った。

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