完全版 不安のメカニズム ─ストレス・不安・恐怖を克服し人生を取り戻すためのセルフヘルプガイド

クレア・ウィークス 著 , 白根 美保子 翻訳 , 森津 純子 監修

経験豊富な開業医が不安症状に苦しむ人に語りかけるロングセラー。自らの心の持ち方を変えていくことで改善できるという著者の確信が、快復へと導いてくれる。

完全版 不安のメカニズム ─ストレス・不安・恐怖を克服し人生を取り戻すためのセルフヘルプガイド
  • シリーズ:単行本
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0011
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2016/12/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:352
  • ISBN:978-4-480-84310-4
  • JANコード:9784480843104

この本の内容

クレア・ウィークス医師のベストセラー“Self Help for Your Nerves”とその続編は、神経症やパニック障害などに苦しむ多くの人たちを50年にもわたって助け励ましてきました。今回、この2冊に含まれたウィークス医師からのアドバイスとセルフヘルプのテクニックの中でも大切で効果のあるものを1冊にまとめました。本書はつらい心を抱える人の気持ちに寄り添って書かれていて、思いやりに満ちた言葉と実用的なアドバイスを通して、自分でできる対処法を学ぶことができます。

この本の目次

あなたが持っている「内なる力」
心の疲労
筋肉の疲労
感情の疲労
頭の疲労
魂の疲労
心の疲労と神経症
神経症とは?
単純型神経症
単純型神経症の治療法〔ほか〕

読者の感想

2023.11.21 みたらし

不安障害、パニック障害になったときに読みました。翻訳も分かりやすく、優しい言葉で書かれていて何度も読んで励まされました。いつも手元に持っておきたい本です。

2019.12.11 めがねちゃん

昨年、適応障害になりうつ状態だけでなくパニック障害や不安神経症のような症状が一気に襲ってきて、仕事も辞め、当たり前の日常が送れなくなっていました。
症状や陥りがちな思考について細かくたくさん書いてあり、自分が今どんな状態なのか理解が深まりすごく納得できました。

他のどの本よりもいろんな症状に対応していると思います。
そして「ああ、心と頭が疲れているとみんなこうなるんだな。わたしだけじゃないんだ!」と希望が持てました。

自分が自分じゃなくなるような感覚、もう"普通"には戻れないんじゃないかという怖さをウィークス先生は何度も何度も「大丈夫です。絶対に治ります。」と語りかけてくれます。

また、訳者のあとがきがウィークス先生以上にあたたかい言葉で溢れていて、はじめて読んだときには泣きました。

不安に支配され、働けない、何もできない自分に、

「ここまでよくがんばってこられましたね。」
「でももう無理に自分を変えるのは終わりです。」
「自分を責めるのはやめましょう。責める自分をも責めないでください。それもがんばりやな自分です。」
「今までのすべての自分をねぎらってあげてください。」

こんなにも読み手に寄り添い、語りかけてくださる本ははじめてでした。

何度も何度も読み返し、幾度となく救われました。

そのときには理解できなかったこと、実践しようとしても難しかったこともありますが、回復の道のりを進むにつれてより理解が深まり、その度に手がかりをくれます。

"特定の病気に対応した本"ではなく、不安に悩むすべてのひとにとって、知りたいことの全部がつまっている本です。
まるでとなりにいるような寄り添う言葉選びが素晴らしいです。
一度読んで理解ができなくても、手元においておくだけの価値がある本だと思います。

時間を超え、時代を超え、こうして出会えたことに感謝しています。

2017.3.13 missnuts

昨年、突然、心気症になりました。突然といっても素質は充分にあったので、心の防波堤がついに(やっと)崩壊したという感じ。
現在は通院とカウンセリングで認知行動療法(マインドフルネス認知両方)を行っています。


これまでもCBT、ACTなどに関しての本は読んでいたのですが、書店で偶然手に取ったこちらの本が、今まででいちばんわかりやすく、また読者に寄り添う文体で(翻訳者さんの腕ですね)読んでいるだけで気分が落ち着く、素晴らしい本です。
私の知りたかった内容が、全て書かれていました。

驚いたのは40年以上前の本なのに、クレア先生の説いている内容が現在最先端とされるACTとほぼ同じだということ!!!
恐怖・不安を否定せず、ただ存在をみつめる、浮かぶ、受け流すというマインドフルネスの基本ですよね。

本当にどん底だった頃は、このまま精神が狂って死ぬんじゃないか…とさえ思いましたが、だんだんとありのままの自分を受け入れられるようになってきました。

これも訓練なので、まだ不安に押しつぶされそうになることもありますが、本にあった「ぶり返しは最良の師」という言葉を思い出すと心がふっと軽くなります。

神経症にはならなきゃならないほうがいいに決まってますが、でもなってしまったものは仕方ありませんし、それが自分なのです。
「苦しみを抱えた人は、その先にすばらしいご褒美がまっていることを忘れないで」とありましたが、私も完治こそしていないものの、考え方が大きく変わり、生まれ変わったような気分です(スピリチュアル的な意味でなく)。

長らく絶版になっていたというころですが、これはメンタルクリニックに1冊絶対置くべきでしょう。絶対救われる人は多いはず。
再販してくれてどうもありがぞうございました。
クレア先生が生きていたら、直接会ってお礼を言いたいくらい、救われましたよ。

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