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単行本

フロイトの灯

——現代精神分析入門

フロイトのトラウマ論を現代へと接続する

はじめに、トラウマがあった――。精神分析の誕生とその後を、かつてない語りで。

定価

2,640

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84336-4

Cコード

0095

整理番号

2026/03/09

判型

四六判

ページ数

272

解説

内容紹介

はじめに、トラウマがあった――。
精神分析の誕生とその後を、かつてない語りで。

「誘惑理論の放棄」を主題に、明晰かつ柔らかな筆致で、フロイトのトラウマ論を現代へと接続する。精神分析のイメージを刷新する、新たな入門書

「精神分析は性愛なしには語ることはできない。精神分析の成立からその核心である性愛を取り上げるという意味で、本書は精神分析の入門書である。けれども、ただフロイトの論を紹介したものでもない。
先に述べたとおり、フロイトとの一致と相違という2本の手綱が示す、進むべき道に沿って作られたものである。本書におけるフロイトとの相違というもうひとつの手綱は、女性という視点である。その意味では本書は精神分析における女性の問題を扱ったものでもある。」(「はじめに」より)

◎フロイトとの一致と、フロイトとの相違。本書は、まさにこうした二つの喜びに基づく思索を追い続けたものである。
◎フロイトはどこまでも生物学者であった、と私は思う。精神分析は人間に対する精緻な観察の積み重ねを基本とする学問であることも、それを裏付けている。
◎フロイトはケアする女性たちにいつも囲まれていた。……フロイトの灯りをともしていたのは彼女たちだった。

――――――
「「女性からの視点」がほとばしる激しさを感じた。あの偉大なフロイトが、人生の出発から終焉まで、どれほど周囲の女性たちのケアによって支えられてきたのかを初めて知る思いだった。」――信田さよ子
――――――

目次

【目次】
はじめに
第 1 章 フロイト
第 2 章 ヒステリー
第 3 章 誘惑理論の放棄
第 4 章 エディプスコンプレックス
第 5 章 精神分析とケア
おわりに

著作者プロフィール

西見奈子

( にし・みなこ )

西 見奈子(にし・みなこ):1978年、鹿児島県生まれ。2006年、九州大学大学院人間環境学府博士後期課程単位修得退学。京都大学大学院教育学研究科准教授。精神分析、精神分析史。著書に『いかにして日本の精神分析は始まったか』(みすず書房、2019)、編著に『精神分析にとって女とは何か』(福村出版、2020)。2024年、日本精神分析協会土居健郎精神分析奨励賞。

寄せられたコメント

「女性からの視点」がほとばしる激しさを感じた。あの偉大なフロイトが、人生の出発から終焉まで、どれほど周囲の女性たちのケアによって支えられてきたのかを初めて知る思いだった。
──

信田さよ子

さん

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