メシアニズムの終焉 ─社会主義とは何であったか

桜井 哲夫 監修

ロシア型社会主義は基本的にサン=シモン主義(=産業主義)であったことを、ヨーロッパ社会主義思想の流れの中で実証し、ロシア型社会主義の思想的意味を示す。

メシアニズムの終焉 ─社会主義とは何であったか
  • シリーズ:単行本
  • 2,349円(税込)
  • Cコード:0036
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1991/12/16
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-85608-0
  • JANコード:9784480856081

この本の内容

社会主義崩壊の歴史的意味。ロシア型社会主義は基本的にサン=シモン主義(=能力の階層制)であったことの思想史的実証―選ばれた者の自己犠牲という社会主義的エートス(メシアニズム=プロレタリア信仰)の崩壊―アメリカニズムもサン=シモン主義である…。20世紀思想潮流のなかで社会主義を位置づける。

この本の目次

第1章 社会主義と「知」の支配
第2章 ロシア・インテリゲンツィアの世界―レーニンへ至る道
第3章 知識人問題と社会主義
第4章 新しい階級
第5章 二つの道―戦間期の社会主義と知識人
終章 知識人の解体、メシアニズムの崩壊

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