単行本
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん
─アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
ロバート・キヨサキ
著
白根美保子
訳
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それまでの中国伝来茶器(唐物)を使った会所でのきらびやかな茶会を、日本のやきもの(和物)を用い四畳半の茶室にこもる簡素な茶=侘茶に変えた村田珠光 → その後その道を武野紹鴎が完成させ → 千利休が究めた、とされるのが一般的な茶道の歴史だ。しかし、はたしてそれは本当なのか? 中世史や陶磁史、考古学など様々な分野の専門家が結集し、近代に創られたこのストーリーを覆す。
総論
第1部 文献史学から―「茶の湯」の真実に迫る(「茶の湯」の成立と展開
五山寺院と足利将軍家の饗応儀礼
中世禅宗寺院の堂内空間とその展開―三幅一対に三具足・五具足の成立 ほか)
第2部 思想史・美学から―新たな日本文化の扉をひらく(密教修法の茶と禅宗寺院の茶―自利利他行としての茶
兼好・正徹・珠光の思想と「茶の道」―珠光「心の一紙」から『山上宗二記』へ
二次創作された東山文化の「和漢」―享保年間の「馬蝗絆」をめぐって ほか)
第3部 陶磁史・考古学から―由緒から道具を解放する(茶の湯を創った青磁茶碗
福岡の中世における喫茶の一様相―那珂川市五ヶ山東小河内・網取遺跡から
江戸時代前期の御成と茶の湯と中国陶磁器 ほか)
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