とても平易な表現で書かれており、読みやすかったです。類書が多い中で、単なる体験談に終わることなく、グループホームにおける日常的な取組みを通じた著者の考え方が入居者の家族である当方にとって大いに参考になりました。グループホームとは何か、ということがまだまだ世間では浸透していない中で、入居者9名で構成されるユニットのひとつひとつがその置かれた環境や職員や入居者の家族など、ユニットの個性に応じた存在であること、したがってグループホームとは何かという答も決してひとつではないことなど、基本的な考え方が日常の風景と併せて紹介されています。
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内容紹介
東京下町にある一軒のグループホーム―。9人の入居者とスタッフが織り成す笑顔の絶えない日常を通し、「痴呆」とは何か、「介護」とは何かを、あらためて考える。
目次
第1章 グループホームに挑戦したいと思った理由
第2章 「福さん家」の概要
第3章 「福さん家」の一日―ある夏の晴れた日
第4章 「福さん家」開設までに準備したこと
第5章 ハプニングと試行錯誤
第6章 日々の暮らし
第7章 職員のかかわり
第8章 グループホームでの実践でわかったこと
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