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単行本

マシンエイジ

——AI時代に人間らしく働くということ

情報技術×資本主義 人間の未来は、あまりに危うい

情報技術と資本主義とが結託し、いまや私たちの思考と生活を支配しつつある。そのからくりを暴き、人間の未来を問う──経済史の泰斗が放つ、現代への警告の書。

定価

3,300

(10%税込)
ISBN

978-4-480-86488-8

Cコード

0033

整理番号

2026/03/02

判型

四六判

ページ数

400

解説

内容紹介

この新しい機械の時代に、人間らしくあるとはいかなることか。
経済思想の泰斗が機械文明の来歴を紐解き、人類の未来を問う警告の書

 かつてケインズは、科学技術の進歩によって人間は労働から解放され、一日三時間だけ働けばよくなると論じた。しかしその予言は実現しなかった。ケインズは何を見誤ったのか。
 科学者やIT起業家たちはバラ色の未来を語る。情報技術には膨大な資金が投じられ、AIは救世主のように崇められる。しかし、情報技術に資本主義が結託したいま、私たちは生活のすべてを監視され、思考までをも支配されつつある。問題は仕事を奪われることではない。私たち自身が、機械のように愚かになることなのだ。
 この機械の時代に対峙する人間らしさとは何か。私たちはいかにして、真に賢い選択ができるのか。人類はこれまでも、技術革新のたびに機械の是非をめぐって右往左往してきた。その歴史を紐解き、いま直面している新しい「マシンエイジ」において、われわれは機械とどう向き合うべきかを提言する。

目次

はじめに
まえがき

序章ロボット熱、今むかし
  近代以前のブーム/近代のブーム

Ⅰ 労働の機械化

第1章 機械の登場
  自然に対する姿勢/資本主義/技術決定論
第2章 自然という障害物
  挑戦と応戦/地理的条件
第3章 資本主義の登場
  狩猟採集生活/農業/奴隷制/封建制/資本主義の精神
第4章 経済学者とラッダイト
  なぜイギリスが一番乗りを果たしたのか/ラッダイト
第5章 なぜアジアでなくヨーロッパだったのか?
  アラブ世界/インド= イスラム世界/中国
第6章 楽しい仕事、うんざりする仕事
  仕事と労働/働く動機/今日の議論/楽観論/悲観論/自動化の政治的帰結
第7章 アップスキリング、ダウンスキリング
  人間の機械化

Ⅱ 完全性の追求

第8章曲がった木をまっすぐにする
  完全という夢/プラトンの理想/原罪/科学的方法/モアのユートピア
第9章 啓蒙思想
  フランスの哲学者たち/イギリスの経済学者たち/ドイツのロマン主義者たち
第10章 機械の中の悪魔
  フランケンシュタインの誕生/ファウストの難題
第11章 近代性の苦悩
  ドイツ的イデオロギー/野蛮なユートピア
第12章 技術と文明
  技術と権力
第13章 ユートピアからディストピアへ
  二つの文化/技術とユートピア/三大ディストピア小説/文化の抹殺

Ⅲ 終末に向かって

第14章コンピュータの登場
  データ以前/計算能力の爆発的拡大
第15章 人工知能は救世主か?
  AIの誕生/意識の問題/機械はモラルを持ちうるのか?
第16章 自由か統制か
  情報統制の情熱/知識は誰のものか?/インターネットの可能性/国家による監視/プライバシーの終わり/真実を賭けた戦い/フランケンシュタインの怪物を規制する/商品としての消費者
第17章 極端現象
  騎士、現る/挑戦と応戦、再び/政治にできることは何か/逃避/テクノ・ユートピア/アルカイック・ユートピア/性的ユートピア/隠遁的ユートピア

終 章 人間らしく働くということ

訳者あとがき

著作者プロフィール

ロバート・スキデルスキー

( ろばーと・すきでるすきー )

ロバート・スキデルスキー(Robert Skidelsky):1939年生まれ。ケインズ研究の権威として知られるイギリスの経済歴史学者。著書に『ケインズ時代の終焉』『なにがケインズを復活させたのか──ポスト市場原理主義の経済学』(以上、日本経済新聞社)、『共産主義後の世界──ケインズの予言と我らの時代』(柏書房)、『ケインズ』(岩波書店)、『裏切られた期待』(東洋経済新報社)、『じゅうぶん豊かで、貧しい社会──理念なき資本主義の末路』(ちくま学芸文庫)など。

村井章子

( むらい・あきこ )

村井 章子(むらい・あきこ):翻訳家。上智大学文学部卒業。訳書に、アダム・スミス『道徳感情論』(日経BP)、ジョン・スチュワート・ミル『ミル自伝』(みすず書房)、ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』(日経BP)、ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』(早川書房)、ジェイコブ・ソール『帳簿の世界史』(文藝春秋)、ロバート・スキデルスキー『ジョン・メイナード・ケインズ 1883 - 1946』(日本経済新聞出版)、トマ・ピケティ『自然、文化、そして不平等』(文藝春秋)他多数。

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