成瀬巳喜男の設計 ─リュミエール叢書 7 美術監督は回想する

中古 智 著 , 蓮實 重彦

世界的な評価の気運にある成瀬巳喜男の数多くの作品で美術監督を担当した中古智が、成瀬映画のロケとセットの特質と装置家の仕事をビビッドに語る。

成瀬巳喜男の設計 ─リュミエール叢書 7 美術監督は回想する
  • シリーズ:単行本
  • 3,080円(税込)
  • Cコード:0074
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1990/07/03
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:322
  • ISBN:4-480-87167-5
  • JANコード:9784480871671
蓮實 重彦
蓮實 重彦

ハスミ シゲヒコ

1936年東京生まれ。60年東京大学仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている。著書に『表層批評宣言』『凡庸な芸術家の肖像』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『映画はいかにして死ぬか』『映画 誘惑のエクリチュール』『監督 小津安二郎〔増補決定版〕』『齟齬の誘惑』『映像の詩学』『『ボヴァリー夫人』論』『伯爵夫人』ほか多数。

この本の内容

傑作はいかにして支えられたか。数々の名作を成瀬巳喜男が思いのままに撮れたのは、成瀬組と総称されるスタッフが最良の仕事ぶりを発揮したからに他ならない。成瀬作品をはじめ東宝映画の美術を長年にわたって担当した中古智が、今は失われた「撮影所の映画」の豊かなディテールとその歴史を語る。

この本の目次

成瀬巳喜男との再会
『巴里の屋根の下』を見て映画をやろうと決意しました
PCL美術部が出来るまで
経済主義的な東宝路線を築いた北猛夫
久保一雄・山崎醇之助の仕事
美術監督としてのデビュー
セットにおける装置家の仕事
『めし』について
『山の音』について
『浮雲』について
『ゴジラ』から『大番』シリーズのころ
最後の成瀬巳喜男
中古智美術監督作品目録
成瀬巳喜男監督作品目録

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可