赤裸々というか、あけっぴろげの「性春」回想にやや辟易しながらも、出てくる人物への馴染み、さらに読み終わる頃には、その自伝の中でずっと自己卑下しているけれど、その批評眼と文章力はやはりただ者ではないぞと思わせるものがあって、途中、「読み捨て本」かと思ったものが、早くも冒頭から再読したくなるような誘惑さえ感じている。
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内容紹介
今村昌平、浦山桐郎、実相寺昭雄、種村季弘、小川徹…、狂気と才気にあふれた映画人、文化人との友情、喧嘩、別れを描く。
目次
第1部 往時茫々(イマヘイの律儀
『幕末太陽傳』の謎
創造社と浦山桐郎 ほか)
第2部 青春放浪記(青春放浪記
滑稽なる色情家)
第3部 そして誰もいなくなった(土着と漂泊と
そして誰もいなくなった
裏目読みのころ ほか)
この本への感想
こんな本、誰が読むんだと思いつつ一気に読了。しかしあの無頼の石堂氏がまだ生きていてもう滅茶苦茶な独り言。松竹以前の東大時代も凄まじい生活。今の映画はTVと同じ、つまり作品ではなく商品なのだ、この違い。
黒沢をこよなく愛する男
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