ラテンアメリカ 越境する美術
「征服」から始まったグローバルな世界。人びとの想像力は何を生み出したのか?
征服という形で異文化が出会った時、人々の想像力は何を生み出したか? グローバル化の本質を原点から問い直し、大航海時代以後の近代史を読み直す美術史の挑戦。
- シリーズ:単行本
- 2,970円(税込)
- Cコード:0071
- 整理番号:
- 刊行日:
2014/09/25
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:352
- ISBN:978-4-480-87377-4
- JANコード:9784480873774
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図像イメージ、都市景観から、美術を取り巻く言説や制度まで、「越境する美術」の歴史を、植民地時代とその後の余波をも視野に丹念にたどる。「洋の東西」を超えた世界を理解するための、美術史学の挑戦。
なぜいま、ラテンアメリカ美術なのか
1 征服から始まった美術(つくりかえられる景観
宣教師たちのユートピア
変容する先住民の芸術)
2 「植民地的なもの」の芽ばえ(新世界の聖母―つくられる奇蹟の像
規範と制度の移植
行きかう人びと、交錯する文化)
3 成熟する植民地社会の美術(バロックの極限
地域の多様性
滅びた王国、植民地の今―社会が求めたヴィジョン)
4 独立を果たして(新生国家の美術
モダニズムの衝撃
アメリカの再発見?―アイデンティティの模索)
世界美術史のなかのラテンアメリカ
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