日本人にとって美しさとは何か

高階 秀爾

大胆なデザイン性、多様な要素を一つ画面に納める構成力、日本独自の美意識を明らかにし、この感性がいかに中国や西洋の文化を受け入れたかを詳らかにする。

日本人にとって美しさとは何か
  • シリーズ:単行本
  • 2,090円(税込)
  • Cコード:0070
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2015/09/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-87384-2
  • JANコード:9784480873842
高階 秀爾
高階 秀爾

タカシナ シュウジ

高階 秀爾(たかしな・しゅうじ):1932年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。1954ー59年、フランス政府招聘留学生として渡仏。国立西洋美術館館長、日本芸術院院長、大原美術館館長を歴任。現在、東京大学名誉教授、日本芸術院院長。専門はルネサンス以降の西洋美術史であるが、日本美術、西洋の文学・精神史についての造詣も深い。長年にわたり、広く日本のさまざまな美術史のシーンを牽引してきた。主著に『ルネッサンスの光と闇』(中公文庫、芸術選奨)、『名画を見る眼』(岩波新書)、『日本人にとって美しさとは何か』『ヨーロッパ近代芸術論』(以上、筑摩書房)、『近代絵画史』(中公新書)など。エドガー・ウィント『芸術の狂気』、ケネス・クラーク『ザ・ヌード』など翻訳も数多く手がける。

この本の内容

大胆に切り捨てる一方、多様な要素を隔てなく取りこむ…それは、私たちの感性にも通じるから。センス・オブ・ニッポンの本質を日本美術に検証する。

この本の目次

1 言葉とイメージ―日本人の美意識(『古今和歌集』序文に見る日本人の美意識
勅撰和歌集の意義
図と文字が越境する ほか)
2 日本の美と西洋の美(東と西の出会い―日本および西洋の絵画における表現様式についての諸問題
和製油画論
感性と情念―「和製油画」に支えたもの ほか)
3 日本人の美意識はどこから来るか(絵と文字
漢字と日本語
襲名の文化 ほか)

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