坂口安吾全集 4

坂口 安吾

敗戦――価値の転倒と新しい出発。旺盛な活躍が始まる時期の小説17篇を収録。「白痴」「風と光と二十の私と」「道鏡」「三十歳」他。
【解説: 中上健次 】

坂口安吾全集 4
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,485円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:さ-4-4
  • 刊行日: 1990/03/27
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:608
  • ISBN:4-480-02464-6
  • JANコード:9784480024640
坂口 安吾
坂口 安吾

サカグチ アンゴ

1906-1955。新潟市の生まれ。本名は炳五。中学を放校されて上京、東洋大でインド哲学、アテネ・フランセでフランス文学を学ぶ。「木枯の酒倉から」「風博士」によって、一部の注目をあびる。戦争中は「日本文化私観」「青春論」などの卓抜なエッセイを書きつづけ、戦後、「白痴」「堕落論」で一挙に世に出た。独特の発想と視点をもった文明批評や、「不連続殺人事件」などの探偵小説もある。

この本の内容

敗戦―価値の転倒と新しい出発。「白痴」「風と光と20の私と」「道鏡」「花妖」他15篇を収録。

この本の目次

白痴
外套と青空
女体
恋をしに行く
いずこへ
魔の退屈
戦争と一人の女
ヒンセザレバドンス
続戦争と一人の女
石の思い
風と光と二十の私と
私は海をだきしめていたい
わがだらしなき戦記
道鏡
家康
母の上京
花妖
二十七歳
三十歳

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