坂口安吾全集　７

坂口 安吾 著

アドルム中毒と躁鬱症を脱して再び執筆活動を始めた頃の小説20篇。｢精神病覚え書｣｢勝負師｣｢小さな山羊の記録｣他。
【解説： 津島佑子 】

坂口安吾全集　７
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:さ-4-7
  • 刊行日: 1990/10/30
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-02467-0
  • JANコード:9784480024671
坂口 安吾
坂口 安吾

サカグチ アンゴ

1906-1955。新潟市の生まれ。本名は炳五。中学を放校されて上京、東洋大でインド哲学、アテネ・フランセでフランス文学を学ぶ。「木枯の酒倉から」「風博士」によって、一部の注目をあびる。戦争中は「日本文化私観」「青春論」などの卓抜なエッセイを書きつづけ、戦後、「白痴」「堕落論」で一挙に世に出た。独特の発想と視点をもった文明批評や、「不連続殺人事件」などの探偵小説もある。

この本の内容

アドルム中毒、躁鬱症…瓦解していく生への危機意識。「精神病覚え書」「勝負師」他１８篇。初の文庫版・新訂オリジナル全集。

この本の目次

精神病覚え書
日月様
釣り師の心境
現代忍術伝
勝負師
行雲流水
わが精神の周囲
小さな山羊の記録
退歩主義者
肝臓先生
水鳥亭
巷談師
天明太郎
宝文館版天明太郎
落語・教祖列伝
九段
新魔法使い

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