迷信博覧会

種村 季弘

昔からいい伝えられている迷信、日常生活の中の迷信、そして荒唐無稽な話のいろいろ。嫁婿えらび、鬼門の話、丙午の女のことなど。

迷信博覧会
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 619円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-1-9
  • 刊行日: 1991/12/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-02573-1
  • JANコード:9784480025739
種村 季弘
種村 季弘

タネムラ スエヒロ

種村 季弘(たねむら・すえひろ):1933-2004年。東京都生まれ。東京大学文学部卒業。ドイツ文学者。該博な知識人として文学、美術、映画から魔術、神秘学にいたるまで多彩なジャンルにわたり執筆活動を展開した。著書に『ビンゲンのヒルデガルドの世界』(芸術選奨文部大臣賞、齋藤緑雨賞受賞)、『書国探検記』、『魔術的リアリズム』など、翻訳書に『パニッツァ全集』(全3巻)などがある。

この本の内容

たとえば「鬼門」、たとえば「十三日の金曜日」、あるいは「媚薬」。今となってはただコッケイな昔の話から、身近に残るちょっとこわいことがらまで、迷信のパワーはすごくて、魅力がある。―「どうでもいいことの力」「役に立たない知識の面白さ」をしみじみ感じさせる、変り種の百科全書。

この本の目次

第1章 動物(天狗のしゃれこうべ
兎のダンス
物品取り寄せの限界
狸の集金旅行
絵馬は仲立ち)
第2章 運(鬼門には背中を向けろ
嫁婿えらび神の声
媚薬の使い方
閾際の吉凶
初恋のたたり)
第3章 物(ナウイぞ、スルメ男
ありがたいお札
霊柩車の運転法
浅右衛門の胆蔵)
第4章 暦(13日の金曜日
4月1日は馬鹿になろう
厄年の綱渡り
丙午の女)
第5章 食(黄金色の茄子
茸とクソの戦争
吸血鬼とニンニク
塩は敵に送れ
南瓜がこわい)
第6章 呪(チチンプイプイ
長い長い名前
鼻を高くするおまじない
くしゃみ論争)

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