豆腐の如く

豆腐はあらゆる料理に向き、かつ毅然としている。この強くまた柔軟な姿こそ人生に通ずるものだ。優れた人間論、また豆腐論である。

豆腐の如く
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 660円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:さ-15-1
  • 刊行日: 1998/08/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-03422-6
  • JANコード:9784480034229

この本の内容

俳人・荻原井泉水の随筆「豆腐」は、豆腐を擬人化し、その「人格」を讃えている。これに強い共感を覚えた著者は、生来の豆腐好きも手伝って「豆腐の如く生きよ」と、熱心に説く。その柔軟さ、協調性、意外な芯の強さなど、人生のあらゆる場面で「豆腐の如く」は生きてくる。これは豆腐に借りた人生論か、また、人生になぞらえた豆腐論か、よく解らないところがまことに面白い。上質のユーモアにみちたエッセーである。

この本の目次

プロローグ 世の中が脂っこいから、いま豆腐がうまい
第1章 しまりがあって軟らか
第2章 煮ても焼いてもよろしく
第3章 和して味さまざま
エピローグ 騰々、天真に任す

読者の感想

2016.6.13 Terry1629

知人に推薦され読みました。
職場の部署が変わり今の環境に漠然とした不平不満をもち、どうにかならないかと日々悶々としていました。


その答えを「豆腐の如く」が教えてくれました。
小我を捨てよ、あるがままに、評価は棺桶に片足突っ込むまでわからない、は気持ちを楽にしてくれました。
また、躓いたときにお世話になります。

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