富士に立つ影　３　─主人公篇

白井 喬二 著

熊木伯典の子公太郎。父に似ず明朗で純真無垢な自然児だが、いつも失敗ばかりをくり返す。公太郎の運命に投影する父の行状。

富士に立つ影　３　─主人公篇
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:し-13-3
  • 刊行日: 1998/08/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-03463-3
  • JANコード:9784480034632

この本の内容

文政十年、房州清澄山に軍学者頼母木介堂を訪ねた若侍がいた。築城問答勝者熊木伯典と江戸へ出て芸者小里となった村の娘お雪との間に出来た運命の子公太郎である。父伯典に似ず明朗で純真無垢な自然児だが、いつも影法師という邪魔が入り失敗ばかりをくり返す。因果はめぐる糸車、好漢公太郎の運命に投影する伯典の行状。

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