下から目線で読む『孫子』

山田 史生

下々に捧ぐ

支配者たちの座右の書とされてきた『孫子』。これを正反対の立場から読むと、また違った側面が見えてくる。類例のない、それでいて肩の凝らない古典エッセー。

下から目線で読む『孫子』
  • シリーズ:ちくま新書
  • 770円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:856
  • 刊行日: 2010/07/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:192
  • ISBN:978-4-480-06560-5
  • JANコード:9784480065605
山田 史生
山田 史生

ヤマダ フミオ

1959年福井県生まれ。東北大学文学部卒業。同大学大学院修了。博士(文学)。現在、弘前大学教育学部教授。著書に、『受験生のための一夜漬け漢文教室』(ちくまプリマー新書)、『日曜日に読む『荘子』』『下から目線で読む『孫子』』(ちくま新書)、『門無き門より入れ 精読「無門関」』(大蔵出版)、『もしも老子に出会ったら』(光文社新書)、『脱世間のすすめ』(祥伝社)ほか。

この本の内容

歴史上、数々の支配者たちに熟読されてきた兵法書の古典『孫子』。人間心理への深い洞察をもとに必勝の理を説いた同書を、視点をひっくり返して読んでみたら、何が見えてくるのか。自明とされた「勝ち」というものが、にわかに揺らぎ始めるかもしれない。『孫子』のなかから、これぞという言葉を選び、八方破れの無手勝流でもって解釈しながら、その真意を探る。

この本の目次

ほんとうに戦ってよいのだろうか―計篇第一
なるべく早めに止めるようにする―作戦篇第二
できれば戦わずに勝つほうがよい―謀攻篇第三
なるべく負けにくい態勢をつくる―形篇第四
とにかく勢いに乗るようにしよう―勢篇第五
なにがなんでも主導権をにぎろう―虚実篇第六
とりあえず機先を制しておこうか―軍争篇第七
そのつど臨機応変にやるしかない―九変篇第八
ところで現状はどうなんだろうか―行軍篇第九
なんとか有利にやれないものかな―地形篇第十〔ほか〕

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