将棋図式集 (下) ─江戸時代後期

八代大橋宗桂の『将棋大綱』、八世名人宗桂の『将棋舞玉』、異色の作家でもある十代将軍家治の『象棊巧格』など二百題を精選。

将棋図式集 (下) ─江戸時代後期
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0176
  • 整理番号:シ-10-3
  • 刊行日: 1999/01/12
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:528
  • ISBN:4-480-08463-0
  • JANコード:9784480084637

この本の内容

「金・銀智恵の輪」「死刑の宣告」など、後世愛称をもって語り継がれた名品がいよいよ登場する。江戸時代後期、図式の世界は黄金時代の高潮が去って、あきらかな退潮のきざしが訪れていた。奇跡の完成を見た後の潜伏の時代、入魂の大作が乏しいなかで、しかし趣向の妙技は磨きを加え、職人芸とも言うべき繊細さが見事な盤面を形作っていく。小ぶりながらも洗練された絶妙手に、現代作品に通ずる味わいを見ることもできるだろう。本巻では十代将軍・家治「象棊攻格」以下8編を取りあげ、それに参考作品を付した。いずれ劣らぬ好事家の腕競べ、快哉必死の終局へと駒は進む。

この本の目次

象棊攻格(十代将軍・徳川家治)
将棋妙案(久留島喜内)
橘仙貼璧(久留島喜内)
将棋大綱(八代大橋宗桂)
将棋舞玉(八世名人・九代大橋宗桂)
将棋玉図(桑原君仲)
将棋極妙(桑原君仲)
象戯童翫集(和中氏)
参考作品(天野宗歩・作者不知)

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