ボードレール批評 1

シャルル・ボードレール 著 , 阿部 良雄 翻訳

達意の訳文と最高水準の注釈でおくる、批評家ボードレールの全体像。「一八四五年のサロン」「一八四六年のサロン」「笑いの本質について」など。

ボードレール批評 1
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:ホ-5-1
  • 刊行日: 1999/02/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:4-480-08471-1
  • JANコード:9784480084712

この本の内容

『悪の華』『パリの憂鬱』の詩人はまた、傑出した美術評論家でもあった。ギリシア・ローマの美を理想として追求した新古典主義が支配的な状況において、ロマン派の巨匠ドラクロワに傾倒し、個性の美を唱えて人間精神の暗部を開放した。美術を市民の前へ、現代へと開く道を作ったのもボードレールである。本巻には「1845年のサロン」「1846年のサロン」などのいわゆるサロン批判をはじめ、八篇の批評文学を収録。

この本の目次

1845年のサロン(抄)
ボンヌ=ヌーヴェル百貨店の古典派美術展
1848年のサロン
笑いの本質について、および一般に造型芸術における滑稽について
フランスの諷刺画家たち数人
外国の諷刺画家たち数人
1855年の万国博覧会、美術
哲学的芸術

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