日本人論に関する12章

杉本 良夫

戦後の驚異的変貌から生まれた「欧米の日本人論」を方法論的・知識社会的に検証し、新しい変化をも踏まえた日本像を提出。

日本人論に関する12章
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:ス-1-2
  • 刊行日: 2000/12/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:4-480-08591-2
  • JANコード:9784480085917

この本の内容

「日本人論」には歪みはないか。たとえば日本を「タテ社会」と一般化してよいのだろうか。すべての日本人が調和を重んじると普遍化してよいのだろうか。敗戦後の前近代的・権威的な社会から世界の優等生へと変貌したその過程で書かれた『ジャパンアズナンバーワン』『タテ社会の人間関係』をはじめとする多くの日本人論・日本社会論を、方法論的・知識社会学的に検証し、近年の変化にも目配りしつつ、実証的な調査を踏まえた新しい日本像を提出する。日本人論批判の原点の書。

この本の目次

第1部 日本人論再考(これでいいのか日本人論
日本人は集団主義的か
日本研究のパラダイム
日本文化論のまやかし
産業社会一般にみられる家族主義的経営
ファシズムと日本社会)
第2部 もうひとつの日本人論(日本政治を考える
日本的経営の普遍性
日本人の交際関係
日本人とアメリカ人の仕事の概念
イデオロギーとしての日本人論
世俗モデルから科学的モデルへ)

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