新 物理の散歩道 第3集

ロゲルギスト

アイロンも、しみ抜きも、

高熱水蒸気の威力、魚が銀色に輝くしくみ、コマが起ちあがる力学。身近かな現象にひそむ意外な「物の理」を探求するエッセイ。
【解説: 米沢富美子 】

新 物理の散歩道 第3集
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0142
  • 整理番号:ロ-6-3
  • 刊行日: 2009/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-09233-5
  • JANコード:9784480092335
ロゲルギスト
ロゲルギスト

ロゲルギスト

物理学者のグループペンネーム。メンバーは磯部孝、今井功、大川章哉、木下是雄、近藤正夫、高橋秀俊、近角聰信の7人。雑誌 「自然」に1959年より毎月、科学エッセイを連載。専攻はさ まざまだがいずれも議論好き。日常のできごとから興味深いテーマ を取り上げ、物理学者ならではの視点で問題を解きほぐした。その エレガントな思考法に魅せられた文系ファンも多い。ほかに『物理の散歩道』(岩波書店)がある。

この本の内容

熱したアイロンを布地に当てれば、熱さは裏側に伝わる。もし服地に霧を吹けば温度はより下がり、肩など丸みのある箇所も裏から手で直接支えられるのでは?ロゲルギスト少年のその推論は大きくはずれた。あやうく参事になりかねない出来事を通し、高熱水蒸気の威力をまさに肌で学習した「しみ抜きとアイロンかけ」。ほかに、魚が銀色に輝く仕組み、コマが首振りから起ちあがり直立する過程の力学、サーフィンの話題から消波・発電のアイデアなどなど。実験をまじえながら常識的な予想を小気味よく履していく。楽しみながら議論が深まっていく科学エッセイ。

この本の目次

眼の中にただようゴミ
大根おろし
松を伐る
しみ抜きとアイロンかけ
水面に立つ奇妙な波
波のりの力学
魚はなぜ銀色か
モーターはなぜまわる
結晶の形はどうしてきまるか
二重生活
コマはなぜ起き上がる

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