完本 カリスマ 中内いさおとダイエーの「戦後」(上)
主婦の店ダイエーの誕生
闇市から出発し、日本最大の流通帝国ダイエーを築き上げた「戦後最大の成功経営者」中内功。戦後日本の盛衰と運命を共にした男の一生をたどる。
- シリーズ:ちくま文庫
- 1,100円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:さ-14-7
- 刊行日:
2009/10/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:544
- ISBN:978-4-480-42630-7
- JANコード:9784480426307
- 在庫 ×
神戸の零細な薬屋に生まれた中内功は、地獄のフィリピン戦線を奇跡的に生き延び、戦後、三宮の闇市から事業を始めた。流通の世界に革命を起こし、高度経済成長と足並みをそろえるように急成長を実現、日本一の小売業者にのしあがる。しかし、破滅の足音はすぐそこまで迫っていた。二十年以上にわたる取材をもとに、圧倒的なディテールで中内ダイエーと戦後日本を描いたノンフィクション大作、増補完全版。
プロローグ 私はなぜ中内ダイエーの盛衰を書いたのか
第1部 苦悶と狂気(沈む半月マーク
メモリアルのなかの流通帝国)
第2部 飢餓と闇市(三角の小さな家
書かれざる戦記
日本一長い百貨店
キャッシュレジスターの高鳴り
牛肉という導火線)
第3部 拡大と亀裂(神戸コネクションと一円玉騒動
わが祖国アメリカ
黄金の六〇年代
ベビーブーマーたち
血と骨の抗争)
第4部 挑戦と猜疑(「わが安売り哲学」
三島由紀夫と格安テレビ
一兆円は一里塚
バブルの予感、V革の悲劇)
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