明日は日曜日

源氏 鶏太

とある会社の総務課を舞台に、社内外で起こるドタバタ事件をほのぼの、ユーモラスに描いた13編の連作からなる昭和のラブコメディ。解説 南沢奈央

明日は日曜日
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 836円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:け-5-5
  • 刊行日: 2021/02/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:978-4-480-43718-1
  • JANコード:9784480437181
源氏 鶏太
源氏 鶏太

ゲンジ ケイタ

1912─1985年。富山市生まれ。本名、田中富雄。富山県立富山商業高等学校卒業後、1930年に住友合資会社に入社、会社勤めのかたわら懸賞小説に応募するなど執筆活動を行い1951年には「英語屋さん」他で直木賞受賞する。1956年、退職し小説家に専念、1958年からは直木賞選考員も務めた。長年の会社員生活をもとに企業を舞台としたユーモア溢れる「サラリーマン小説」を多数発表し、さらにその多くは映像化もされた。1971年、吉川英治文学賞受賞。主な作品に『青空娘』『最高殊勲夫人』(ちくま文庫)、『停年退職』(河出文庫)、『三等重役』など。

この本の内容

総務課に勤める桜井大伍は、同期の山吹桃子とともに、社内外に巻き起こるドタバタ事件に次々と巻き込まれる―。1950年代、懐かしい“昭和”の牧歌的な空気の中、魅力的な登場人物たちが、恋や仕事に右往左往する姿をユーモラスかつキュートに描くラブコメディ。各話「明日は日曜日」と締め括られる構成も魅力的で、「今」読むからこそ新鮮な13編からなる連作短編小説。

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