貸本屋とマンガの棚

高野 慎三 著

若き水木しげる、白土三平、つげ義春らが活躍した貸本マンガ界。読者、作家、そのすべてが独自の世界をもった貸本業界の全貌に迫る。解説　宮本大人

貸本屋とマンガの棚
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-38-4
  • 刊行日: 2022/08/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-43838-6
  • JANコード:9784480438386
高野 慎三
高野 慎三

タカノ シンゾウ

1940年生まれ。月刊漫画「ガロ」の編集者として、つげ義春「ねじ式」など傑作・名作の誕生に立ち会う。その後も北冬書房を主催し独自の出版活動、執筆活動を続けている。

この本の内容

６０数年前、人々は貸本屋から本を借りて読むことが、ささやかな娯楽だった。とくに貸本マンガと呼ばれる作品群は、子どもや若い労働者たちの心をつかんだ。そのなかには若き日の白土三平、つげ義春、さいとう・たかを等の作品があった。戦後社会のあだ花のように咲いた貸本文化の全貌に迫る！『貸本マンガと戦後の風景』を改題・文庫化。

この本の目次

第１章　貸本マンガの誕生まで
第２章　貸本マンガの隆盛
第３章　貸本マンガ・一九六〇
第４章　貸本マンガ　衰退期の光芒
第５章　貸本マンガと新宿・十二社と
第６章　貸本マンガと戦後大衆文化
第７章　貸本マンガの「場所」

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