娘の学校
4人の実の幼い娘たちに語りかける形で書いた著者の代表作。常識を疑い、自分の頭で考え抜くことを旨とする、寄り道多数の授業を展開する。
10歳から下4人の幼い娘たちを相手に、世界を学校に見立て、「音楽」「文学」「政治」「人類学」「哲学」などを題材に、ユニークで独創的な授業を展開する。常識を疑い、自分の頭で考えてたたかえば、善悪や道徳は変えていけると伝える。呪いの言葉に縛られず自分らしく生きることを尊ぶすべての人へ、1969年刊行のベストセラー待望の復刊。
校長訓示
調子はずれ音楽教室
指導にならないといわれそうな読書教室
作家になることを思いとどまらすための文学教室
若者と年寄りのための政治教室
憂いを増させるための人生論教室
穴居人的心情を求めての人類学教室
ヒューマニズムと非条理を論ずる反哲学教室
ニキビと落書きについて語る学園スト論教室
観念的な性教育教室
ノーベル賞のことわり方を考える作家教室
健康を鼻にかけさせぬための狂気論教室
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