娘の学校

なだ いなだ

4人の実の幼い娘たちに語りかける形で書いた著者の代表作。常識を疑い、自分の頭で考え抜くことを旨とする、寄り道多数の授業を展開する。

娘の学校
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 924円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:な-2-14
  • 刊行日: 2023/09/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-43905-5
  • JANコード:9784480439055
なだ いなだ
なだ いなだ

ナダ イナダ

1929−2013年。東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。

この本の内容

10歳から下4人の幼い娘たちを相手に、世界を学校に見立て、「音楽」「文学」「政治」「人類学」「哲学」などを題材に、ユニークで独創的な授業を展開する。常識を疑い、自分の頭で考えてたたかえば、善悪や道徳は変えていけると伝える。呪いの言葉に縛られず自分らしく生きることを尊ぶすべての人へ、1969年刊行のベストセラー待望の復刊。

この本の目次

校長訓示
調子はずれ音楽教室
指導にならないといわれそうな読書教室
作家になることを思いとどまらすための文学教室
若者と年寄りのための政治教室
憂いを増させるための人生論教室
穴居人的心情を求めての人類学教室
ヒューマニズムと非条理を論ずる反哲学教室
ニキビと落書きについて語る学園スト論教室
観念的な性教育教室
ノーベル賞のことわり方を考える作家教室
健康を鼻にかけさせぬための狂気論教室

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