証言その時々

大岡 昇平

悲惨な戦争体験をへて『俘虜記』『野火』『レイテ戦記』等すぐれた戦争文学を発表した作家の反戦反軍備の思想に貫かれた戦中戦後半世紀にわたる戦争の証言集。

証言その時々
  • シリーズ:単行本
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1987/07/30
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:312
  • ISBN:4-480-82233-X
  • JANコード:9784480822338
大岡 昇平
大岡 昇平

オオオカ ショウヘイ

1909年東京生まれ。1988年に没す。京都大学仏文科卒業。作家。小説に『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』『花影』『幼年』『少年』、戦記文学に『レイテ戦記』、評論エッセイに『中原中也』『わがスタンダール』『証言その時々』などがある。

この本の内容

戦中戦後にわたる半世紀の証言。防衛費のGNP比1%枠突破、国家秘密法制定への動きと、時代はいつか来た道をたどりつつあるか、あの戦争体験は風化してしまったか。自己の戦争体験に固執しつつ創作活動を続けて来た『レイテ戦記』の作家は、時代の趨勢に警鐘を鳴らす。

この本の目次

武藤貞一『戦争』
チャーチル『世界大戦』
記録文学について
白地に赤く
ルバング島の日本兵
戦争の思い出
「ニュールンベルグ裁判」を見て
私と戦争
この8月15日
フィリピン紀行
なぜ戦記を書くか
人間差別がたどる運命
フィリピンと私
ルバング島の兵士たち
私の中の日本人
妄想的な現実
ルバング島の悲劇
戦後文学の29年
38年目の8月に
一兵卒として〔ほか〕

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