自死の日本史

モ−リス・パンゲ

カエサルに敗れてみずから死を選んだカトーから、己れの意志に殉じた三島まで、自死の歴史を跡づけ、日本人の精神の光と影をあざやかに描く壮大な日本文化論。

自死の日本史
  • シリーズ:単行本
  • 3,193円(税込)
  • Cコード:0021
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1986/05/29
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:480
  • ISBN:4-480-85308-1
  • JANコード:9784480853080

この本の内容

カサエルに敗れてみずから死を選んだカトーから、己れの意志に殉じた三島まで―古事記・源氏・平家・近松・芥川・太宰などの文学テクストを引きつつ自死の歴史を跡づけ、透徹した論理と雄渾にして優美な文体で日本人の精神史をあざやかに描き出した画期的日本文化論。現代のニヒリズムを撃つ灼熱のパンセ!

この本の目次

第1章 カトーの《ハラキリ》
第2章 自殺の統計学
第3章 自殺社会学の歩み
第4章 兆候としての自殺
第5章 歴史の曙
第6章 暴力の失効
第7章 武芸そして死の作法
第8章 捨身
第9章 残酷の劇
第10章 愛と死
第11章 自己犠牲の伝統
第12章 奈落の底まで
第13章 ニヒリズム群像
第14章 三島的行為

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