ナマコの眼

鶴見 良行

ここに、ひとつの歴史が書かれた。アジアへの真摯な問いを重ねる著者が、十五年の思索を経て、遂に完成した大著。ナマコの視座で悠然と語る各紙誌絶賛の傑作。

ナマコの眼
  • シリーズ:単行本
  • 4,261円(税込)
  • Cコード:0036
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1990/02/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:576
  • ISBN:4-480-85522-X
  • JANコード:9784480855220

この本の内容

ナマコ―この奇妙に魅力的な生物の視座から、アジアと日本の歴史を眺めてみると、何が見えてくるだろう。アジアへの眼差しを深め続ける〈歩くひと〉鶴見良行が、十五年の熟成を経て、遂に完成した歴史ルポルタージユ大作。90年代の、新しい世紀のはじまりへ向けて、日本のゆくえを考える全ての読者に、いま開かれる。

この本の目次

大平洋の島々(台所の実験
パラオ女性の教え
真珠とからゆきさん
クック船長の赤い羽
マニラメンとナマコ語
フィジーの混乱)
アボリジニーの浜辺(オーストラリア史の仕組み
東と西の谷間
マカサーンの出漁
揺れる国境
料亭バグースのこと
バッファローの旅
赤い靴の連想
墓に眠る人びと
階段踊り場の説)
〈東インド諸島〉の人びと(魔女
海港マカッサル
テルテナの領土
大きな踊り場
スルー
海賊と奴隷
華人)
漢人の北から(俵物三品
平民食
伊勢・志摩の串
風に飛ぶ仙人
アイヌ勘定
明治という時代
半島と列島
ゼラチン食の流れ)

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