西洋中世の男と女 ─聖性の呪縛の下で

阿部 謹也

「男と女の関係」からヨーロッパ史全体を眺めなおした、斬新な切り口の愛の社会史。十字軍や宗教改革の歴史の基底が、日本人の性意識のぎこちなさが見えてくる。

西洋中世の男と女 ─聖性の呪縛の下で
  • シリーズ:単行本
  • 2,805円(税込)
  • Cコード:0022
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1991/01/31
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5変判
  • ページ数:280
  • ISBN:4-480-85566-1
  • JANコード:9784480855664
阿部 謹也
阿部 謹也

アベ キンヤ

1935年、東京に生まれる。1963年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。小樽商科大学教授、一橋大学教授、一橋大学学長、共立女子大学学長などを歴任。『中世を旅する人びと』『西洋中世の男と女』『中世の星の下で』『自分のなかに歴史をよむ』『ハーメルンの笛吹き男』『「世間」への旅』「阿部謹也著作集」全10巻(以上、筑摩書房)、『「世間」とは何か』(講談社)、『物語 ドイツの歴史』(中央公論新社)、『阿部謹也自伝』(新潮社)など多数の著書がある。2006年9月没。

著者に関する情報

追悼・阿部謹也[全文を読む]

この本の内容

中世のキリスト教会は男女関係のあるべき姿を定め、夫婦の性行為にまで厳しく介入しようとした。社会構造の根底にある「男と女の関係」のあり方から、ヨーロッパ史全体を捉えなおした画期的な愛の社会史。

この本の目次

第1章 『緋文字』の世界
第2章 古代・中世の宇宙観のなかの男と女
第3章 聖性の形成・解体と聖職者・女性
第4章 聖なるむすびつきとしての結婚
第5章 娼婦たちと社会
第6章 中世の男と女にとって愛とは何か

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