動物と人間の世界認識 ─イリュージョンなしに世界は見えない

日高 敏隆

見るとはどういうことか。現実には存在しなくても何かが世界に存在することがある。あるいは現実に存在するものでも全く存在してないかのように見えるものもある。

動物と人間の世界認識 ─イリュージョンなしに世界は見えない
  • シリーズ:単行本
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0045
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2003/12/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:194
  • ISBN:4-480-86068-1
  • JANコード:9784480860682
日高 敏隆
日高 敏隆

ヒダカ トシタカ

1930年生まれ。東京大学理学部動物学科卒。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学学長、総合地球環境学研究所所長を歴任。理学博士。本文中に引用したものの他、『人間についての寓話』(平凡社)、『動物はなぜ動物になったか』(玉川大学出版部)、『帰ってきたファーブル──現代生物学方法論』(講談社)、『ぼくにとっての学校──教育という幻想』(講談社)、『春の数えかた』(新潮社)など多数の著書・訳書がある。

この本の内容

意味を与えられてはじめてものは存在する。動物たちは自分たちのまわりの世界をどのように認識しているのだろうか。動物たちを知り、われわれ人間の世界認識について考える。

この本の目次

イリュージョンとは何か
ネコたちの認識する世界
ユクスキュルの環世界
木の葉と光
音と動きがつくる世界
人間の古典におけるイリュージョン
状況によるイリュージョンのちがい
科学に裏づけられたイリュージョン
知覚の枠と世界
人間の概念的イリュージョン
輪廻の「思想」
イリュージョンなしに世界は認識できない
われわれは何をしているのか

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