地獄の読書録

小林 信彦

本格的推理からハードボイルド、冒険小説、SF……〈元祖活字中毒患者〉の闘いの記録。類いまれなブック・ガイドの〈定本版〉。

地獄の読書録
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 789円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:こ-4-2
  • 刊行日: 1989/05/30
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:528
  • ISBN:4-480-02314-3
  • JANコード:9784480023148
小林 信彦
小林 信彦

コバヤシ ノブヒコ

1932年生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。作家。著書に『東京少年』『日本橋バビロン』『流される』の三部作、『日本の喜劇人』『つなわたり』『おかしな男 渥美清』ほか。近著は『わがクラシック・スターたち』。

この本の内容

この本は、あくまで一ファンとして、楽しい作品を少しでも多く読みたい、との熱い想いを抱いて本の山に挑戦していった、前代末聞の闘いの記録である。また、エンタテインメントとしての読書のための類ないブック・ガイドであり、読者自らが読書の楽しみを発見するための秀れたマニュアルでもある。評判の1960年代の読書録に、今回1980年代のミステリ評も加えて、さらにパワーアップの〈定本版〉。

この本の目次

みすてり・がいど(「長いお別れ」でスタート
アシモフの本格探偵小説
カーの佳作「足跡のない殺人」
ブランドの秀作「はなれわざ」
クレイグ・ライスの面白さ
スタンリイ・エリンの「第八の地獄」
ペリー・メースン事務所の間取り図
ボワロー&ナルスジャックの〈密室殺人〉風
クイーンのアンソロジー
ごきげん!カーター・ブラウン
クリスティの懐しのメロディ
卓抜したF ブラウンの着想
ヴィカーズの代表短篇集ほか
クロフツのサスペンス物そのほか ほか)
ブック・ガイド(ハワード・ブラウンの「夜に消える」
レン・デイトンの登場
筒井康隆という新人
アブラーム・テルツの「せむし」
「冷血」と植草甚一氏の〈成功〉
北杜夫と星新一の世界
アリステア・マクリーンの「恐怖の関門」
ハワード・ファーストの推理小説
鮎川哲也の「鍵孔のない扉」 ほか)
ミステリの手帖(フリーマントルはスパイ小説の山本周五郎
トマス・チャステインの面白さ ほか)

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