柳田國男全集13

柳田 國男

日本人の霊魂観・死生観に新たな視点を提示する『先祖の話』。祭の起源と変遷を神祭という視点から考察する『日本の祭』ほか。
【解説: 新谷尚紀 】

柳田國男全集13
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:や-6-13
  • 刊行日: 1990/04/26
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:752
  • ISBN:978-4-480-02413-8
  • JANコード:9784480024138
柳田 國男
柳田 國男

ヤナギタ クニオ

(1875−1962)兵庫県に生まれる。幼少年期より文学的才能に恵まれ、短歌、抒情詩を発表。東京帝国大学を卒業後、農商務省、貴族院勤務を経て、朝日新聞社に入社。勤務の傍ら全国各地を旅行し、民俗学への関心を深める。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表、以後『遠野物語』から晩年の『海上の道』に至るまで多大な業績を遺す。

この本の内容

死後の霊魂の行きつく他界を日本人はどのようにイメージしているのだろうか―死者の魂は、十万億土の幽遠の彼方ではなく、故郷の山の高みから、いつも子孫のなりわいを見守っているという、仏教の死生観とは異なる他界観が展開される『先祖の話』は、敗戦の色濃い昭和二十年春、戦死した多くの若者の魂の行く方を想い、連日の空襲警報のもとで書き続けられたものであり、柳田国男の祖先観の到達点である。祭の原初の形態を神祭りにもとめ、都市の祭礼へと変化していった跡をたどる『日本の祭』のほか、神道に関わる諸論考を収録。

この本の目次

先祖の話
日本の祭
神道と民俗学
祭礼と世間
神道私見
神社のこと
人を神に祀る風習
忌と物忌の話
魂の行くえ
大嘗祭ニ関スル所感

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可