柳田國男全集15

柳田 國男

往復書簡の形式によって、日本の民間信仰研究の基礎を築いた初期の成果『石神問答』。オシラ様研究『大白神考』や塚に関する諸論考。

柳田國男全集15
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:や-6-15
  • 刊行日: 1990/05/29
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-02415-8
  • JANコード:9784480024152
柳田 國男
柳田 國男

ヤナギタ クニオ

(1875−1962)兵庫県に生まれる。幼少年期より文学的才能に恵まれ、短歌、抒情詩を発表。東京帝国大学を卒業後、農商務省、貴族院勤務を経て、朝日新聞社に入社。勤務の傍ら全国各地を旅行し、民俗学への関心を深める。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表、以後『遠野物語』から晩年の『海上の道』に至るまで多大な業績を遺す。

この本の内容

諸国村里の生活には書物では説明できぬ色々の現象有之候―その中でも最も不思議なシャグジという神々への信仰、さらには境に祀られる十三塚について考究した『石神問答』。本書は、喜田貞吉、白鳥庫吉、佐々木喜善らとの往復書簡の形式で、日本の民間信仰研究の基礎を築いた先駆的作品である。おもに東北地方の旧家に行なわれるオシラサマ信仰が日本人の固有信仰の根源を示す重要な文化様式と捉え、養蚕の起源譚やオシラ祭文と巫女との関係などを掘り下げて、ロシア人留学生ネフスキーの着眼をさらに展開させた『大白神考』他。

この本の目次

石神問答
大白神考
みさぎ神考
田社考大要
塚と森の話
十三塚
境に塚を築く風習
七塚考
耳塚の由来について
民俗学上における塚の価値

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