志ん朝の落語 1 男と女 ─男と女

古今亭 志ん朝 著 , 京須 偕充 編集

第一巻「男と女」は志ん朝ならではの色気漂う噺集。口絵に遺品のノート、各話に編者解説を付す。「明烏」「品川心中」「厩火事」他全十二篇。

志ん朝の落語 1 男と女 ─男と女
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:こ-21-2
  • 刊行日: 2003/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:480
  • ISBN:4-480-03871-X
  • JANコード:9784480038715
京須 偕充
京須 偕充

キョウス トモミツ

1942年東京生まれ。ソニー・ミュージック学芸プロデューサー時代に三遊亭圓生『圓生百席』の録音を手掛け、録音を渋っていた古今亭志ん朝が唯一その高座の録音を許した。著書に『ガイド落語名作100選』(弘文出版)『古典落語CDの名盤』(光文社新書)『落語名人会 夢の勢Sい』『とっておきの東京ことば』(以上文春新書)『落語で江戸のうらおもて』『圓生の録音室』(以上ちくま文庫)、編著書に『志ん朝の落語』(全6巻ちくま文庫)『志ん朝の高座』(横井洋司写真集 筑摩書房)などがある。

この本の内容

「古臭い噺に一カ所だけ風穴を開ければいいんだよ」。古典を演じながらも、絶妙の間、雰囲気を壊さない新鮮なくすぐり、持ち前の明るさと品のよさとで、類稀なる落語世界を作り上げた、古今亭志ん朝。その落語を活字で再現!第一巻は「男と女」。志ん朝ならではの色気漂う噺集。各話に編者解説、口絵に志ん朝の高座姿と遺品のノートの写真を入れる。「明烏」「品川心中」「厩火事」「お直し」他十二編。

この本の目次

明烏
品川心中
厩火事
お直し
お若伊之助
駒長
三年目
崇徳院
搗屋幸兵衛
真景累ヶ淵 豊志賀の死
文違い
締め込み

読者の感想

2007.3.15 かとう

 今、2冊目を読んでいますが、とにかく目で文字を追っていると、志ん朝さんの声が頭の中で谺します(客席の笑い声まで聞こえてきます)。ンだの、アだの、ウだの、まず、普通の本ではお目にかかれないような文字が、語尾にくっついていますが、これが効いているんでしょうか。話し言葉を文字で再現するというのは難しいと思いますが、志ん朝さんの口調がよく紙に写し取られていると思いました。必要最小限のカッコ書きの註も過不足がなく(邪魔にならず)、ちょうどいい塩梅です。
 と、これだけ褒めたのですから、音源をあたって、もっと活字にしてください。大変な作業だとは思いますが、切にお願い致します。

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