そば打ちの哲学

石川 文康

哲学とそば打ち、そこにはどんな関係があるのか。自分で種を播き、粉をひいて打つ。単純だが、決して容易でないそば打ちの極意を伝授し、愉楽を説くそば通入門。

そば打ちの哲学
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0276
  • 整理番号:88
  • 刊行日: 1996/11/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-05688-2
  • JANコード:9784480056887
石川 文康
石川 文康

イシカワ フミヤス

1946年、北海道に生まれる。同志社大学大学院博士課程修了。ドイツ、ハイデルベルク大学、ボン大学に留学。ミュンヘン大学、トリアー大学にて客員研究。東北学院大学教授、日本カント協会役員を歴任。哲学博士(Dr.phil.)。専門はカントを中心とする近世ヨーロッパ哲学。国際学会での学術講演や研究雑誌への寄稿など、海外におけるカント哲学研究の最前線で活躍。著書に"Kants Denken von einem Dritten"(ドイツにて刊)、『カントはこう考えた』『そば打ちの哲学』(以上、筑摩書房)、『カント 第三の思考』『良心論――その哲学的試み』(名古屋大学出版会)などがある。2013年2月没。

この本の内容

そば仙人ならぬそば打ちの哲学者が、苔むした石臼を「賢者の石」として甦らせ、究極の逸品を味わう愉楽を説く。

この本の目次

第1部 そばとのダイアローグ(そばを打つ―リズムの世界
そばつゆを仕込む―ハーモニーの世界
自分で粉を挽く―石臼のおもしろさ
趣味としてのそば)
第2部 そば十景(借景のなか
地図にない里
そば往生
旬の音 ほか)

読者の感想

2006.12.14 いしだてつみ

約2年前
私が蕎麦うちを始めようとしたとき出会ったのがこの本です

本の通りに蕎麦を打ちました。
出来たんです! 見事に! 美味い! 蕎麦屋より美味い!
それから多くの人に食べて頂きました。
誰もが褒めてくれます。
今は新そばで十割蕎麦を打っています。
石川先生本当にありがとうございます。

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可