こういう男になりたい

勢古 浩爾

父はリストラに怯え、息子はいじめで不登校。のきなみ男に元気がない。この男受難の時代に「男」である意味を洗い直し、「男らしさ」を再提示する渾身の一冊。

こういう男になりたい
  • シリーズ:ちくま新書
  • 748円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:247
  • 刊行日: 2000/05/18
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-05847-8
  • JANコード:9784480058478
勢古 浩爾
勢古 浩爾

セコ コウジ

一九四七年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社勤務ののち執筆活動に専念。市井の一般人が生きてゆくなかで、運命に翻弄されながらも自身の意志を垂直に立て、何度でも人生は立てなおすことができると思考し、静かに表現し続けている。一九八八年、第7回毎日21世紀賞受賞。著書に『まれに見るバカ』(洋泉社)、『自分様と馬の骨』(三五館)、『結論で読む人生論』(草思社)、『ぼくが真実を口にすると 吉本隆明88語』(ちくま文庫)、『会社員の父から息子へ』(ちくま新書)ほか。

この本の内容

男が元気がないといわれて久しい。バブル崩壊後は無残でさえある。失業不安にさらされ、やたらと元気な女たちからはやりこめられ、子どもに遠慮し、どこにも居場所がない。かつての「男らしさ」とは何だったのか。―こうした男受難の状況の下、生き方のありようとしての“中間”を、結果としてではなく、積極的に選び取っていくことこそが根源的で普遍的であるという独自の理論を立ち上げ、このどん詰まりの中から、ふたたび男として生きることの意味を展開しなおす、現代男性必読の一冊。

この本の目次

第1章 なぜ、いまさら「男」なのか―意味論
第2章 こんな男が嫌いだ!―現象論
第3章 「きれい」な女と「カッコいい」男―時代論
第4章 男は女によってつくられる?―承認論
第5章 「男」を読む―表現論
第6章 こんなときどうするか―実践論
第7章 ひとりの、ふつうの男はどう生きるか―覚悟論

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