百姓の江戸時代

田中 圭一

先祖に学ぶ、暮らしの知恵

江戸時代は本当にきびしい身分社会だったのだろうか。村の史料から、当時の庶民である百姓が知恵と元気でつくった経済社会の姿を描き、日本近世史をよみなおす。

百姓の江戸時代
  • シリーズ:ちくま新書
  • 770円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:270
  • 刊行日: 2000/11/20
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-05870-2
  • JANコード:9784480058706
田中 圭一
田中 圭一

タナカ ケイイチ

1931年新潟県佐渡郡金井町生まれ。新潟大学人文学部経済学科卒業。佐渡高校教諭を経て、88年筑波大学教授、94年群馬県立女子大学教授などを歴任。従来の、武士を中心とした「日本近世史」の史観に異議を唱え、当時の一般庶民である百姓こそが時代の主役であったという視点を、村々に残る史料をひもときながら主張しつづけている。著書に『佐度金銀山の史的研究』(第9回角川源義賞受賞)、『帳箱の中の江戸時代史』(新潟日報文化賞受賞)、『日本の江戸時代』ほか多数。2018年没。

この本の内容

江戸時代は士農工商の時代だ、という常識がある。きびしい身分制度のもと、農民は田畑の所有を許されず、重い年貢に苦しめられ、自給自足を強いられたという説明だ。だが、村々に残る資料をみて歩くと、まったく異なる世界がみえてくる。百姓たちは銭を用いて布を買い、それを身にまとって祭りを盛り立てた。また、広い敷地に庭を造り、茶・書・華をたしなみ、俳句をよんで旅をした。その一方で、乏しい資源を大切にし、浪費を抑え、そして元気よく働いた。本書では、これまでの権力の側からの史観を覆し、当時の庶民である百姓の視点から江戸時代の歴史をよみなおす。

この本の目次

序章 「日本近世史」のあやうさ
第1章 百姓を独立させた検地
第2章 身分社会の終焉
第3章 法と制度のからくり
第4章 新しい社会の秩序
第5章 百姓の元気
第6章 民意が公論となるとき
第7章 村に学んだ幕閣

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳


 男性   女性 

 公開可   公開不可