金融vs.国家
巨大なゲームをめぐる権力の興亡
国家はどのように金融に関わるべきなのだろうか。歴史的な思考を用いて国家と金融の連立方程式を読み解き、日本の金融が進むべき道を提示した瞠目の論考。

- シリーズ:ちくま新書
- 814円(税込)
- Cコード:0233
- 整理番号:724
- 刊行日:
2008/06/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:256
- ISBN:978-4-480-06428-8
- JANコード:9784480064288
- 在庫 ×
国際金融はリアリズムの世界である。そこでは国家の思惑がぶつかりあい、さまざまな「力学」が交差する。大航海時代の15世紀も、ロスチャイルド家が活躍した18世紀も、人民元やオイルマネーが跋扈する21世紀も、その構図はさして変わらない。むしろ、サブプライム禍以後、市場では国家の役割がいっそう大きくなりつつある。もはや金融は、国家プロジェクトなのである―。国家はどのように金融に関わってきたのか。規制と自由はいかにバランスされてきたのか。歴史を振り返り、日本の金融のあるべき姿を考える。
第1章 金融力の競争時代―金融と国家の位相(軍事力と金融力
金融は有益な機能なのか ほか)
第2章 国際金融の力学―どのように発展してきたか(国際金融はどのように始まったのか
資金はどのように資本化されたか ほか)
第3章 金融の現代史―国家は推進力になりうるか(国際金融危機はどう切り抜けられたか
米国による金融の制度設計 ほか)
第4章 金融力拡大戦略―各国は金融をどう捉えているのか(日本の失敗から学ぶ中国
スイスはなぜ金融立国となったのか ほか)
第5章 日本の金融力再考―金融戦略に無関心な日本(「金融鈍感力」の大きな弊害
制度設計力の重要性 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可