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ちくま新書

生命をつなぐ進化のふしぎ 

——生物人類学への招待

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06441-7

Cコード

0245

整理番号

745

2008/10/06

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

私たちは、現世に生を受けながら、浮世に明け暮らす生身である。永遠に若くはなく、終には老いとなる。個体としての命はかほど儚い。それはヒトもサルもトカゲも同じだ。他方、生命の誕生以来、生物は無限的な時間のなかで進化を遂げてきた。生命現象の多様性は進化の積畳なのである。生の永遠と命の儚さ、そのジレンマの狭間で、生命はまばゆい輝きを放つのだ―。本書では、様々な動物の生きかたを紹介し、進化的な視点から生命サイクルの意味と仕組みを見つめる。最新の研究を渉猟し、人間とは何かを考えた快著。

目次

第1章 いのちの説明
第2章 食べる
第3章 みんなと生きる
第4章 連れ合う
第5章 育つ・育てる
第6章 いのちの坂
終章 いのちの終わりとつなげる知

著作者プロフィール

内田亮子

( うちだ・あきこ )

1960年生まれ。東京大学理学部生物学科卒業、同大学院理学研究科修了後、1992年ハーバード大学大学院Ph.D.課程修了(生物人類学)。現在、早稲田大学国際教養学術院教授。単著に『人類はどのうように進化したか』(勁草書房)、主な論文/解説に「人類の進化と多様性の理解」(チャールズ・ダーウィン著、長谷川眞理子訳『人間の進化と性淘汰Ⅰ』文一総合出版 所収)などがある。

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