人の気持ちがわかる脳 ─利己性・利他性の脳科学
駆け引きか助け合いか
人はなぜ他人の気持ちを知りたがるのか。その目的は相手と駆け引きをすることなのか、助け合うことなのか。最新脳科学の知見をもとに人間関係の生物学的意味を問う。
- シリーズ:ちくま新書
- 770円(税込)
- Cコード:0247
- 整理番号:794
- 刊行日:
2009/07/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:208
- ISBN:978-4-480-06499-8
- JANコード:9784480064998
- 在庫 ×
人は、他人の気持ちを知りたいと思っている。それはヒトが社会的な動物で、私たちの日常が人と人との相互関係から成り立っているからだ。では人の心がわかりたいという人間の究極的本性は、駆け引きをして相手を出し抜くことなのか、社会全体のために助け合うことなのか。精神科医である著者の臨床例を参照しながら、最新の脳科学や社会神経科学の知見をもとに、人が人とうまくつきあうことの生物学的意味を問う。
第1章 人の気持ちがわかるのは難しい?
第2章 駆け引きする脳
第3章 「駆け引き脳」を超えて
第4章 不公平は許せない
第5章 無償の利他性
第6章 利他性・利己性のバランス
第7章 道徳と脳
2015.3.18 高崎 蓮
村井先生の著書は幾つか拝読させて頂いていますが、どれも非常に興味がそそられる内容になっていると感じます。
様々な具体例が挙げられており、とてもわかりやすく、高校生の私でも難無く読むことができました。
また言葉の選択が適当で、文章に趣があり、読んでいて愉快でした。
次の作品にも期待しています。
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