それでも子どもは減っていく

本田 和子

私たちは子どもに
何を託すのか?

出生率低下は成熟社会に伴う必然。「少なく産みたい」女性の実態を明かしつつ、子どもが「少なく存在すること」の意味を追求し、我々が彼らに託すものを展望する。

それでも子どもは減っていく
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:813
  • 刊行日: 2009/11/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-06517-9
  • JANコード:9784480065179
本田 和子
本田 和子

ホンダ マスコ

1931年生まれ。元お茶の水女子大学初代女性学長。お茶の水女子大学名誉教授。児童学、児童文化論、児童社会史専攻。児童研究の史的検討、20世紀子ども観、特に、児童中心主義・学校化社会・優生学の複合連環、「少女というカテゴリー」の生成と消長などが研究テーマ。著書に『異文化としての子ども』(ちくま学芸文庫)、『子どもが忌避される時代なぜ子どもは生まれにくくなったのか』(新曜社)、『変貌する子ども世界―子どもパワーの光と影』(中公新書)、『子ども100年のエポック―「児童の世紀」から「子どもの権利条約」まで』(フレーベル館)、『交換日記−少女たちの秘密のプレイランド』(岩波書店)、『江戸の娘がたり』(朝日新聞社)、『子別れのフォークロア』『ものと子どもの文化史』(勁草書房)、『少女浮遊』(青土社)、『少女論』(青弓社)などがある。

この本の内容

出生率低下は成熟社会に伴う必然。それにもかかわらず為政者は子どもを未来の「労働力=納税者」として増やそうとする。本書が明らかにするのは、そうした思惑とは裏腹に、産むことを拒み、あるいは少なく産むことを望んでいる女性たちの実態であり、また、「いま、子どもである人々」の存在意義である。少子社会はその当事者にとってどのような意味を持つのか、「子ども学」の第一人者が展望する。

この本の目次

第1章 花開く「少子化論争」(働く女性の支援と「少子化対策」―初期の方針
「多産奨励対策」への批判
人口減少社会の制度設計
少子化を受け止めて
産まない選択をする人々
現行の「少子化論争」をめぐって)
第2章 「子ども削減」の系譜(近代以前の「子ども削減」策
近代以降の問題)
第3章 女性と母性の拮抗(女性にとっての「子ども」―「私的所有物」か「公共的財産」か
底辺層からの声
母性観の現代)
第4章 「子どもの発見」と児童の世紀(「科学」される子ども
「学校の生徒」となる子ども
「数字」で計られる子ども
「子ども消費者」の発見
「死なない子ども」の誕生)
第5章 「子ども」の存在意義(「効用」という尺度で計られるとき
当事者として「いま、子どもであること」)

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