暴走する地方自治
本当に大丈夫?
行革を旗印に怪気炎を上げる市長や知事、地域政党。だが自称改革派は矛盾だらけだ。幻想を振りまき混乱に拍車をかける彼らの政策を分析、地方自治を問いなおす!
「地方から国を変えよう!」のかけ声のもと怪気炎を上げる知事や市長、地域政党。彼らは行政の無駄を廃した地元の発展、自立した地域同士の連携によって国と対峙することを目指している…ように見える。だがその主張は矛盾だらけ。幻想の地域主権と言わざるをえない。この熱狂の行き着く先には何が待っているか。“改革派”首長が掲げた政策と彼らの政治行動、さらに結果を分析しながら、あらためて地方自治の根幹を問いなおす。
序章 暴走する首長たち
第1章 大阪都、中京都、新潟州―相次ぐ大都市再編構想
第2章 「改革派」たちが遺したもの
第3章 地域主権の落とし穴
第4章 欧米は本当に分権国家なのか
第5章 混迷する国政のあだ花か
終章 地方自治はどこへ行く
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