生権力の思想 ─事件から読み解く現代社会の転換
われわれは何に捕縛されているのか?
不可視の権力のメカニズムを探る
我々の生を取り巻く不可視の権力のメカニズムとはいかなるものか。ユダヤ人虐殺やオウム、宮崎勤の犯罪など象徴的事象から、現代における知の転換を読み解く。

- シリーズ:ちくま新書
- 924円(税込)
- Cコード:0210
- 整理番号:1000
- 刊行日:
2013/02/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:272
- ISBN:978-4-480-06709-8
- JANコード:9784480067098
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死を迫る権力から、生かすための権力へ―これこそ近代への転換であった。そして規格化された従順な身体を規律と訓練によって創り出してきた近代の権力は今や「管理型権力」という新たな形式へと転換しつつある。身体の扱いはどのように移り変わってきたのか。そして現代の我々の生を取り巻く不可視の権力のメカニズムはいかなるものなのか。ユダヤ人虐殺やオウム、宮崎勤事件などの様々な事例と、フーコーらの権力分析を交差させ、社会を根底で動かすものの正体を暴き出す。
第1章 生権力と「法の門」
第2章 身体の現在
第3章 零度の身体
第4章 ファシズムの身体
第5章 管理型権力
第6章 女門番の正体
補論 パレーシアとその裏側
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