入門 老荘思想
無為無欲――その真意を読む
俗世の常識や価値観から我々を解き放とうとする「老子」と「荘子」の思想。新発見の資料を踏まえてその教えをじっくり読み、謎に包まれた思想をいま解き明かす。

- シリーズ:ちくま新書
- 924円(税込)
- Cコード:0210
- 整理番号:1079
- 刊行日:
2014/07/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:272
- ISBN:978-4-480-06783-8
- JANコード:9784480067838
- 在庫 切れ中
二〇〇九年一月、ほぼ完本の『老子』竹簡群が、北京大学に運び込まれた。これは、墳墓から盗掘され香港の骨董店を経由して海外に流出するところを、大学関係者が買い取り、寄贈したものである。諸子百家の中にあっても、儒家等とは大きく異なる主張を唱えたとされる道家であるが、その評価は果たして正しいのだろうか?新資料を踏まえて、『老子』『荘子』の言葉をじっくり読み解くことで、その謎に包まれた思想がいま解き明かされる。さらに、後年の中国思想家や仏教への影響、江戸期の日本やその他ヨーロッパ諸国での受容にも目をむける。
序章 “新発見”の竹簡資料
第1章 老子と荘子―人物とテキスト
第2章 老子の思想
第3章 荘子の思想
第4章 老荘思想の変遷―中国思想史への影響
第5章 老荘思想の展開―東西文化の中で
終章 老荘思想の今
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