密教アート入門
五感で旅するマンダラ世界
密教をアートから眺めると、すっきりと本質を理解できる。曼荼羅など視覚美術のみならず、人間の五感に訴えかけて自然と繋がる、秘術の根源がここに明かされる。
密教は「わからない」といわれることが多い。しかし、密教を「アート」というフィルターをとおして眺めると、あまり難しく考えずに、すっきりと本質を理解できる。日本の密教の開祖である空海も、アートを用いてその本質を知らしめる手法を重んじたという。この手法は、曼荼羅という密教アートの基本へと通じており、曼荼羅自体が密教寺院における本尊の役割も担っている。三〇年もの間、仏画・曼荼羅の研究と作画にたずさわってきた著者自筆の図版も収録、平明な語り口を通じて密教を理解する一冊。
第1部 密教アートの世界―基礎知識(曼荼羅入門
別尊曼荼羅
作画の技法と作法
秘仏)
第2部 実践する密教アート―生活のなかの密教・加持祈祷(「密教アート」と身体論
密教と加持祈祷
鎮護国家の修法
鎮宅法と安鎮法
五壇の法
請雨法
光明真言法
愛染明王法と如法愛染法
修験道と密教アートの関係
立山曼荼羅と地獄・極楽
死後のデザイン―密教とお墓の「かたち」
梵字・墓石
声明の世界)
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